
歯並びの矯正治療には様々な種類がありますが、その中でもインビザラインライトとインビザラインGoは、軽度から中等度の症例に対応するマウスピース矯正として人気があります。
どちらも透明で目立たず、取り外しが可能なため、日常生活における負担が少ないという特徴があります。
しかし、これら2つにはいくつかの違いがあります。
この記事では、インビザラインライトとインビザラインGoの違いや、それぞれの特徴について詳しく解説します。
目次
■インビザラインライトとは
◎14枚のマウスピースを使用
インビザラインライトは、比較的軽度な歯並びの問題に対応した矯正治療です。
使用するマウスピースは最大14枚で、少ない枚数でも効果的な歯の移動ができます。
マウスピースが少ない分、治療期間も短縮されるため、早く結果を得たい方に適しています。
◎全体矯正ができる
インビザラインライトは部分的な矯正だけでなく、全体的な歯並びの矯正も可能です。
歯並びが全体的に気になる方や、複数箇所の歯を動かしたい場合にも対応できます。
ただし、治療範囲は軽度から中等度までが主な対象となりますので、重度の症例には別の治療方法を検討する必要があります。
また、全体矯正ができる点から、歯並び全体のバランスを整えたい場合にも適した選択肢です。
◎追加のマウスピースは2回まで
治療中、歯の動きがずれてしまった場合や、予想通りに歯が動かなかった場合には、必要に応じて追加のマウスピースを作製することが可能です。
しかし、インビザラインライトでは追加が2回までに制限されています。
そのため、治療計画をしっかりと立て、計画通りに進めることが求められます。
■インビザラインGoとは
◎20枚のマウスピースを使用
インビザラインGoは、インビザラインシリーズの中でも特に前歯の矯正に特化した治療です。
最大20枚のマウスピースを使って治療を行うため、ライトよりも前歯の範囲では比較的ダイナミックな動きができる場合もあります。
また、マウスピースの枚数が多い分、歯の動きをより細かく調整でき、前歯の歯並びをしっかりと整えたい方に特におすすめです。
◎第二小臼歯までの矯正
インビザラインGoでは、前歯から第二小臼歯までの矯正が可能です。
奥歯全体の矯正には対応していないため、奥歯までしっかりと矯正が必要な場合は他の治療法を検討する必要があるケースもあります。
■インビザラインライトに適した歯並び
◎軽度な症例
インビザラインライトは、軽度な症例に適しています。
例えば、少しだけ歯が重なっている、またはすき間がある場合など、比較的簡単に矯正が完了する場合に向いています。
奥歯まで動かすことができるため、軽度であれば前歯のみを動かすよりも効率が良い場合もあり、短期間で矯正を終えたい方にもおすすめです。
◎部分矯正として選択されることも
インビザラインライトは、全体を動かせるマウスピースですが、必要に応じて、部分的な矯正を行いたい方にも選ばれることが多いです。
例えば、前歯だけを整えたい場合や、特定の歯並びだけを改善したい場合など、部分矯正として柔軟に対応できる点が特徴です。
【当院ではインビザラインライトを採用しています】
インビザラインライトとインビザラインGoは、どちらも軽度から中等度の矯正に適したマウスピース矯正ですが、それぞれ使用するマウスピースの枚数や矯正範囲に違いがあります。
インビザラインライトは14枚のマウスピースを使用し、全体矯正も可能で、軽度な歯並びの乱れに適しています。
一方、インビザラインGoは20枚のマウスピースで、第二小臼歯までの矯正を目的としています。
当院ではインビザラインライトを採用し、患者様の症状に合わせた適切な治療法をご提案しております。
矯正治療を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。