「前歯のすきっ歯が気になる…」
「出っ歯を治したい…」
「八重歯を治した方が良いのか悩んでいる…」
すきっ歯、出っ歯、八重歯、この3つの症状でお悩みの方は少なくありません。これら3つの歯並びの乱れは矯正治療で治すことが可能です。
上記3つの歯並びの乱れを矯正治療で治す場合は、歯並びの乱れ具合い(軽度~重度)によって治療方法が異なります。
今回は、「すきっ歯、出っ歯、八重歯を矯正治療で治す場合の治療方法」についてご紹介します。
目次
■すきっ歯を矯正治療で治す場合
すきっ歯とは、歯と歯のあいだに隙間が空いた歯並びです。歯科用語では「空隙歯列(くうげきしれつ)」と呼びます。
すきっ歯は、前歯のみで隙間がそれほど大きくない軽度の乱れであれば、部分矯正で治せる可能性があります。永久歯が歯ぐきの中に埋まっていたり、歯が大きく永久歯が生えるスペースがないなど、抜歯を必要とするすきっ歯の治療は全体矯正で対応します。
[すきっ歯の矯正方法&矯正の種類]
<矯正方法>
部分矯正・・・軽度な前歯のすきっ歯
全体矯正・・・抜歯が必要な中程度~重度のすきっ歯
≪矯正の種類≫
・インビザラインライト(マウスピース矯正:部分矯正)
・インビザライン(マウスピース矯正:全体矯正)
・ブラケット矯正(表側:部分矯正or全体矯正)
・ブラケット矯正(舌側(裏側):部分矯正or全体矯正)
軽度な前歯のすきっ歯にはインビザラインライトがおすすめ
前歯の隙間が少しだけ空いている軽度な前歯のすきっ歯は、部分矯正のインビザラインライトで治せる可能性があります。インビザラインライトとは、インビザラインの部分矯正バージョンです。前歯のみなど、部分的に歯並びを治すのに適しています。インビザラインライトは通常のインビザラインと比べて治療費用も安くなります。
当院のインビザライン治療費について
インビザラインで中程度~重度のすきっ歯は治せる?
インビザラインで中程度~重度のすきっ歯を治すことはもちろん、可能です。ただし、抜歯が必要なケースや歯を大きく動かす必要があるケースでは、インビザインのみではうまく歯を動かせない場合があります。そのようなケースでは、インビザラインとブラケット矯正を併用するか、もしくは、インビザラインからブラケット矯正に矯正方法を変更することがあります。
■出っ歯を矯正治療で治す場合
出っ歯とは、上の前歯が前に突き出た歯並びです。歯科用語では「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼びます。
出っ歯はごく軽度のもの(噛み合わせに大きな乱れがなく、上の前歯が少しだけ前に傾いているケース)であれば、部分矯正で治せる可能性があります。前歯の突き出し具合いが大きい中程度~重度の出っ歯の治療では抜歯が必要になることが多く、歯を後ろへ大きく動かさなければならないため、全体矯正で対応します。
<矯正方法>
部分矯正・・・ごく軽度の出っ歯
全体矯正・・・中程度~重度の出っ歯
≪矯正の種類≫
・インビザラインライト(マウスピース矯正:部分矯正)
・インビザライン(マウスピース矯正:全体矯正)
・ブラケット矯正(表側:部分矯正or全体矯正)
・ブラケット矯正(舌側(裏側):部分矯正or全体矯正)
インビザラインで出っ歯は治せる?
インビザラインで出っ歯を治すことはもちろん、可能です。ただし、インビザラインでは対応できない出っ歯もあります。
インビザラインで対応が難しい出っ歯は以下の2つです。
・片顎につき、3本以上の抜歯が必要な出っ歯(歯を動かす距離が大きいため)
・あごの骨格異常による骨格性の出っ歯(あごの骨切りなどの外科手術が必要になるため)
上記に該当しない出っ歯であれば、インビザラインで治せる可能性があります。
インビザラインのみでは治療が難しいケースでは、インビザラインとブラケット矯正を併用する、もしくは、矯正方法をインビザラインからブラケット矯正に変更することがあります。
■八重歯を矯正治療で治す場合
八重歯とは、犬歯(けんし:真ん中から数えて3番目の歯)が前に飛び出た歯並びです。八重歯は叢生(そうせい:ガタガタ歯)に分類されます。
八重歯はすきっ歯や出っ歯と異なり、部分矯正では治せないことが多いです。理由は、八重歯は犬歯だけの問題ではなく、歯がガタガタに並んでいたり(叢生)、出っ歯や過蓋咬合など、歯並び全体が乱れているケースが多いためです。八重歯は抜歯が必要になるケースも多く、八重歯の矯正治療を行う場合はごく軽度のものでないかぎり基本的に全体矯正となります(※)。
(※)八重歯だけが少しねじれていたり、八重歯だけが隣の歯と小さく重なっているケースは
部分矯正で対応できる場合もあります。
[八重歯の矯正方法&矯正の種類]
<矯正方法>
部分矯正・・・八重歯(犬歯)だけが乱れているごく軽度の八重歯
全体矯正・・・軽度~重度の八重歯(八重歯以外の歯並びが乱れている叢生)
≪矯正の種類≫
・インビザラインライト(マウスピース矯正:部分矯正)
・インビザライン(マウスピース矯正:全体矯正)
・ブラケット矯正(表側:部分矯正or全体矯正)
・ブラケット矯正(舌側(裏側):部分矯正or全体矯正)
インビザラインで八重歯は治せる?
インビザラインで八重歯を治すことはもちろん、可能です。ただし、歯を大きく後ろに動かす必要があるケースや、抜歯の本数が多いケースではインビザラインのみでの治療は難しい場合があります。インビザラインのみでの治療が難しい場合にはブラケット矯正を併用するか、矯正方法をブラケット矯正に変更して治療を進めていきます。
【矯正治療は正確な診断が大切です】
矯正治療を成功させるためには、治療前の正確な診断が大切です。ホワイトエッセンス広島駅前歯科では、以下の精密機器による正確性の高い矯正診断を行っています。
・デジタルレントゲン
デジタルレントゲンとは、撮影した画像をフィルムではなくデータファイルとして保存する撮影機器です。従来のレントゲンと比べて歯の位置や顎の形を鮮明に確認でき、画像の縮小・拡大をスムーズに行えます。撮影時の放射線量も従来のレントゲンより少ないです。
・iTero
iTero(アイテロ)とは、患者様のお口の中を立体的(3D)に撮影できるデジタルスキャナーです。iTeroを使うことで、歯並びや噛み合わせ、歯の形を詳細に確認できます。
iTeroを使った歯型取りは1分程度で終了します(※1)。従来のどろどろしたシリコンや石膏による息苦しい歯型取りと異なり印象材を使わないため、歯型取りの際の精神的・肉体的ストレスを軽減できます。
当院では、インビザラインのブラックプロバイダーの資格を持つ認定医と連携してインビザライン矯正を行います。診査時には上記の精密機器を用いて正確な検査および綿密な診断を行い、患者様により安全で正確性の高い矯正治療をご提供できるよう努めております(※2)。
(※1)歯並びの状態によっては1分以上のスキャンが必要になる場合があります。
(※2)顎の骨格異常による重度の歯並びの乱れなど、症例によっては
インビザラインの適用が難しいケースがあります。
すきっ歯、出っ歯、八重歯など、歯並びの乱れでお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。相談料は無料です。