
マウスピース矯正を始めたばかりの方から、しゃべりにくいといった相談を受けることがあります。特に人前で話す機会が多い方は、矯正を始める前に気になるポイントのひとつではないでしょうか。
ここでは、マウスピース矯正中にしゃべりにくい理由、いつまで続くのか、滑舌を良くするコツについて詳しく解説します。
目次
■マウスピース矯正でしゃべりにくい理由
◎舌の動きが変わるため
マウスピース矯正では、歯にマウスピースを装着します。マウスピースは薄い装置ですが、歯の表面に厚みが出ることで、舌の当たり方や動きが今までと少し変わります。
特に「サ行」「タ行」「ラ行」などは、舌が歯の裏側に当たって発音するため、滑舌が悪くなったように感じることがあります。空気が少し漏れるような発音になり、「す」が「しゅ」に近い音になることもあります。
◎口の中のスペースが少し変わるため
マウスピースを装着すると、お口の中のスペースが少し変わります。この変化に舌が慣れるまで、しゃべりにくいと感じることがあります。
■しゃべりにくいのはいつまで?
◎多くの場合は数日〜2週間ほどで慣れる
個人差はありますが、ほとんどの方は数日から1週間〜2週間ほどで滑舌の違和感に慣れてきます。人の舌や口の筋肉は順応性が高いため、マウスピースが入っている状態でも自然に話せるようになっていきます。
また、インビザラインでは1週間〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換しますが、新しいマウスピースに変えた直後だけ少し話しにくく感じることもあります。ただし、これも数日で慣れることがほとんどです。
■マウスピース矯正中にしゃべりにくいときのコツ
◎ゆっくりはっきり話す
マウスピース矯正を始めたばかりの頃は、少しゆっくり話すことを意識すると滑舌が安定しやすくなります。早口になると舌がうまく動かず、余計にしゃべりにくく感じることがあります。
◎声に出して本や文章を読む
滑舌に早く慣れるコツとして、声に出して文章を読む方法があります。新聞や本、スマートフォンで見る文章などを声に出して読むことで、舌の動きが徐々にマウスピースに慣れていきます。
◎たくさん会話をする
実は一番の練習は、普段通りに会話をすること。マウスピースをつけた状態で話す時間が増えるほど、早く慣れる傾向があります。
■マウスピースを外して話してもいい?
◎基本的には装着したまま会話する
しゃべりにくいからといって、会話のたびにマウスピースを外してしまうと、なかなか慣れません。
また、マウスピース矯正は1日20時間〜22時間装着することがとても重要なため、外している時間が長くなると歯が計画通りに動かなくなり、結果として治療期間が延びてしまう可能性があります。
◎大事な場面だけ外すのはOK
どうしても話しにくい、大事な会議やプレゼン、面接などがある場合は、その時間だけ外すという方法もあります。ただし、外している時間が長くなりすぎないよう注意しましょう。
【マウスピース矯正中のしゃべりにくさは改善していく】
マウスピース矯正を始める前は、「滑舌が悪くなったらどうしよう」「ずっとしゃべりにくいのでは?」と心配される方が多いですが、実際には大半の方が時間とともに慣れて、普段通りに話せるようになります。
最初の数日〜1週間程度は違和感がありますが、多くの場合は一時的なものです。マウスピース矯正は装着時間を守ることがとても重要なので、できるだけ装着したまま会話をして、少しずつ慣れていくことが大切です。
マウスピース矯正を検討している方や、現在しゃべりにくさで悩んでいる方は、ほとんどの場合は慣れるということを知っておくと安心して治療を続けられると思います。
ご不安な点があればお気軽にご相談くださいね。











