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マウスピース矯正中にスポーツしても大丈夫? インビザラインと運動の影響


スポーツを続けながら歯列矯正をしても問題がないのか、マウスピースをつけたまま動いても治療に影響はないのか、気になったことはありませんか?


結論からいえば、多くのスポーツはマウスピースを装着したまま行っても基本的に問題ありません。


ただし競技によっては注意すべき点があり、スポーツ用のマウスガードが必要となる場合があります。ここではインビザライン治療中に注意が必要なスポーツと注意点について詳しく解説します。


■マウスピース矯正とスポーツは両立できる?

◎基本的な運動はそのまま継続可能

ジョギングやヨガ、軽い球技、フィットネストレーニングなど、日常的なスポーツの多くはマウスピースを装着したままでも問題ないことが多いです。


マウスピースは歯を少しずつ動かすための装置であり、運動そのものが歯の移動に悪い影響を与えることはほとんどありません。


基本的にはつけたまま運動できる競技が多いですが、マウスピースは取り外しができるため、一時的に外さなければならない状況でも対応できます。


矯正中は1日20時間〜22時間の装着が必要とされているため、この時間を守っていれば運動のために短時間外すこと自体は治療の妨げにはなりません。


■競技によっては注意や工夫が必要

◎コンタクトスポーツ

顔や顎に大きな衝撃が加わる可能性が高いスポーツ、たとえばボクシングや空手、キックボクシングのようなコンタクトの強い競技、またラグビーやアメリカンフットボール、さらにアイスホッケーのような競技では、矯正用マウスピースをつけたまま参加しないほうが良いでしょう。


矯正用マウスピースは衝撃吸収を目的とした構造ではないため、強い力が加わると割れたり変形したりし、その後の歯の移動に影響が出る可能性があります。


◎コンタクトスポーツをする時は

このような競技に参加する場合は、歯科医院などで作製するスポーツ用のマウスガードを使用することが基本です。


スポーツ用マウスガードは衝撃を吸収し、歯や顎を守るために作られるものであり、歯列矯正とは別目的で設計されています。


歯が動き続けている矯正中でも作製は可能ですが、歯の並びが変化するため定期的な調整が必要になる場合があります。


■汗や飲み物はマウスピースに影響する?

汗がマウスピースに触れても素材が変質することはありません。

一方で、運動中はスポーツ飲料を口にする機会が増えますが、糖分と酸が多く含まれているため、マウスピースを装着したまま飲むとむし歯や着色のリスクが高くなります。


水以外を飲む時は、必ず一度外す習慣が必要です。

一次的に取り外すのが難しい場合は、ストローを使ったりするなどの工夫が大切です。


■スポーツを続けながら矯正を成功させるために

◎装着時間を確保する

矯正効果を損なわないためには、運動の有無にかかわらず、可能な限り毎日決められた時間の装着を守ることが重要です。外した後に再装着を忘れないよう、運動後のルーティンを決めておくと安心です。


◎破損や紛失に注意

外して持ち運ぶ機会が増える場合、ケースを常に持ち歩くことで紛失や破損を防ぐことができます。スポーツの最中にポケットへ直接入れるなどの行動は避け、必ずケースに保管しましょう。


◎定期的な通院でチェック

スポーツによる衝撃が心配な場合や、マウスピースにキズがついたと感じた場合は早めに歯科医師へ相談することが大切です。

定期的な通院で問題がないか確認しながら治療を進めることで、安全に矯正と運動を両立できます。


【マウスピース矯正中は、問題のないスポーツも多い】

マウスピース矯正中でも多くのスポーツは問題なく続けることができ、治療への影響もほとんどありません。


ただし強い衝撃が予想される競技ではスポーツ用のマウスガードを使いましょう。

スポーツを続けながら歯列矯正を成功させるためには、装着時間の管理や飲み物の注意、破損防止の習慣などの基本を守ることが大切です。

ホワイトエッセンス広島駅前歯科
歯科医師
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